なぜ日本だけ箸を横に擱くのか?

なぜ日本だけ箸を横に擱くのか?

昨日テレビで「日本だけが箸を横におく」という情報を聞きました。
私は当たり前にそうしていたため、特別理由など考えたことが無かったのですが、どうやら日本独自の理由があるそうなのです。
それは「箸を縦におくと、箸先を相手に向けるため失礼だから」なんだとか。

 

この作法は、聖徳太子が広めるキッカケを作ったようです。
遣隋使で知られる小野妹子等が中国文化を日本に持ち帰った中に、中国の箸文化も含まれていたそうです。
そして遣隋使への答礼として中国より使節団が来ることになりました。
聖徳太子は両国の面目を潰さない為に、箸を使えるよう役人に学ばせたそうです。

 

箸は結界の意味を持ち、箸からこちら側は穢れた人間の世界、向こう側は神聖な自然世界というように、人間と神様を分ける境目になっているそうです。
そして食べる時は「いただきます」と言って結界を解き、食べ終わった後は「ご馳走様でした」と神様への感謝を表すために言います。

 

無意識に行なっていた箸の横置きには、そんな理由があったとは驚きです。
私たちの文化や作法には、それぞれそこに行き着くまでの過程や背景があるのでしょうね。
こうして食のルーツに触れると食文化の奥深さに驚かされます。